「馬込文士村」と呼ばれ、大正から昭和の始めにかけて、多くの文人たちが住んでいた静かな住宅地の一角に、サムエル幼稚園はあります。 園庭は二カ所あります。南側のお庭は、砂場と遊具のある「遊園」です。ドロンコ遊びで大騒ぎもします。 「パンダのお庭」は、全員が集合できる広場と子どもたちが大好きな昆虫がいる草原とに分かれています。ここは、子どもたちと一緒に開墾した畑になっていて、四季の野菜や花を育てたりしています。その収穫物を皆で食べるのも、子どもたちの楽しみの一つです。また、一角にお父さまたちが作って下さった棚があり、夏には、へちま、瓢箪、にがうりなどを育て「緑の冷房室」と呼んで憩いの場所になっています。 |
幼稚園教育要領の総則に次のような意味の文章が示されています。 私たちは、この「総合的な遊び」が幼児期に最も適切な学習であると考え、「総合的な遊びとは何か」を常に模索しながら保育をデザインしています。 |
この「遊び」は、子どもたちの興味が持続する限り持続します。継続は、知的な興味にも繋がり遊びが深まります。最も大切なことは、子どもたち自身が「考えること」です。考えるための資料や情報をシャワーのように降り注ぐのが教師の大切な役目の一つです。また 実践の記録を大切にし、常にそれを検討し次の実践に生かすよう努力しています。 子ども同士、保護者同士、教師同士、また、これら相互の会話を重視し、この三者が一体となって子どもたちを育てるのが、私たちの理想です。 尚、この保育は、世界的に注目されている北イタリアのレッジョ・エミリヤ市が行っている幼児学校の教育哲学に基づいた実践を参考にしています。サムエル幼稚園は、この「考え方」をベースにして、本園に相応しいよう独自の教育内容を工夫して実践に移しています。 |
昔、子どもたちは、年齢の垣根を越えて彼ら自身で切磋琢磨して生きる力を学んでいました。それでも、家庭と地域の基礎がしっかりしていましたから、幼児の人格形成に何の心配も生じませんでした。しかし、今は、この基盤が崩壊してしまいました。サムエル幼稚園は、この基盤を守ろうとして、年長。年中児を縦割りにして兄弟教育として実践しています。 すると、極めて競争意識が高い年長児が、年中児を労って教えようとする態度が顕著に現れます。一方、年中児は、年長児の活動を隣の席で模倣できるので、学習の範囲が広まる、などの結果をもたらしています。 |
学校法人 サムエル学園 サムエル幼稚 〒143-0025 東京都大田区南馬込3-5-8 TEL 03-3773-3230 JR「大森」 東急大井町線「荏原町」 都営浅草線「馬込」 より東急バス「馬込南台」下車 |
延長保育あり | 評判の高い先生 | バス送迎 |