e-子育てモバイル・子育てのいろは(7)
【子育ての秘訣/子育ての「いろは」】
子どもは良くも悪くも親のまねをする P1
子どもは親をモデルにして育ちます。親が望む子どもに育てるには、親がその理想像に近づくことが大切です。
人の学習過程には、より本能に近い学習の形態から思考が関わる学習までさまざまなレベルがあります。
赤ちゃんは動物に近い学習をしています。オペラント条件付け(試行錯誤)による学習がそれです。
例えば赤ちゃんがデタラメに手を動かしていたら、たまたま起き上がりこぼしの玩具に触り音がします。何度か同じ事が起こると、音を出すための手の動きを覚えて、意図的に音を出すようになります。
もう少し月齢が進むと「制約を設けた学習(プログラム学習)」の段階へ移行します。
「いつ、なにを、どのようにすれば」特定の事象が起こせると理解すれば、その事象を意図して行動を起こせるようになります。
オムツが濡れて気持ちが悪い時に泣くと、交換してもらえることがわかれば、オムツを交換して欲しい時に泣くわけです。
乳児期はそれ以外に「社会的学習(他者から学ぶ)」もしています(モデリングのこと)。
脳にはミラーニューロンというのがあり、他者を観察している時にあたかも自分が行っているかのように活発に働きます。
生まれて目が見えるようになると、母親の顔をじっくり注視して、表情を真似ようとするというのですから、赤ちゃんの能力には驚きです。