子育ての秘訣

考える力を養う

考える素は言葉のインプットから

連載5 名文の書写は子どもの言葉を豊かにする

音読とか書写って古臭いイメージがあります。これを取り入れて学力がUPした学童があります。

ある小規模な民間学童保育で小学生に書写をやらせたところ、生徒たちの学校の勉強の成績がめきめき上がったそうです。これを聞いて思い出したことがあります。

私が常々感じているのは、書き言葉を読み書きする力というものが後天的なもので、努力なくしては身につかないということです。

普段の子ども同士の会話、親子の会話ではあまり改まった言葉遣いがされません。したがって書き言葉に登場するような言い回しや語彙に触れることができないのです。

小学校に入学すると教科書は易しいとはいえ、書き言葉で書かれています。先生の使う言葉も日常会話とは違います。これを理解できるかどうかが、小学生では学力に現れてしまうのです。

実は勉強の出来不出来はどうでもよいのかも知れません。生きていくうえで言葉を操る力は欠かせないものだからです。

そこでe-子育て.comではオリジナルの音読教材や書写教材を作っています。きょうはその中から書写教材をご紹介します。

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」です。小学生向けに難しい漢字はひらがなに置き換え、さらに原文のカタカナをすべてひらがなにしてあります。

一行おきに空白行がありますので、原文の横に上手でなくて良いから丁寧に書くようにプリントして使ってみてください。

雨ニモマケズ

羊(2011/04/18)

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